サラ金では収入証明書が必要!用意する前に知っておきたいこと

お金を借りようと思ったらサラ金ですね。サラ金に申し込む時には収入証明書が必要になっています。ただし全ての方が必要なのではなく、条件に該当した方のみが用意する必要があります。

ここでは貸金業法や総量規制について説明し、収入証明書が必要な理由を見ていきます。そして、サラ金に提出する収入証明書の種類や提出方法について説明していきます。

どんな書類を用意したら良いのか、事前に把握しておくと申込時もラクですね。

サラ金等の貸金業者が対象!貸金業法について

貸金業法は、サラ金やクレジットカードのキャッシング枠等の貸金業者が対象となります。多重債務問題の解決のためや安心して利用できるようにするために、平成22年に改正されました。

改正によって変わったこと

  • 貸金業者の業務の適正化
  • 過剰貸付の抑制
  • 金利体系の適正化

貸金業者の業務の適正化としては、純資産が5,000万円以上の貸金業者でなければ、貸金業を営むことができなくなり、貸金業務取扱主任者を配置することが義務化されました。

過剰貸付の抑制としては、指定信用情報機関制度や総量規制を導入し、返済能力調査が義務付けられました。

金利体系の適正化としては、グレーゾーン金利が廃止され、出資法の上限金利が20%に引き下げられました。

このように貸金業法が改正されることによって、利用者が安心して申し込めるようになったのです。

【関連記事】
俗にいうサラ金規制法ってどんな法律なの?何が規制されているのか

年収のチェックが必要な理由!総量規制について

借入しようと思った方なら、一度は「総量規制」という言葉を耳にしたことがありますよね。

総量規制とは、申込む本人の年収の1/3まで借入れできるというルールになります。

貸付けには「個人向け貸付け」「個人向け保証」「法人向け貸付け」「法人向け保証」の4種類ありますが、総量規制の対象となるのは「個人向け貸付け」のみとなります。

どういった商品が個人向け貸付けになるのかと言えば、個人がお金を借りる行為を言いますのでサラ金等のカードローン商品が該当しますよ。

貸金業者の決まり

貸金業者は、借入れの申し込みがあれば指定信用情報機関へ照会して他の貸金業者からの借入残高を調査することが義務付けられています。これは借り過ぎないことにつながりますね。

他のサラ金からいくら借りているのか把握できると、総量規制で決められている年収の1/3までの金額を算出することができます。つまり、貸金業者からの借入総額が年収の1/3までとなりますよ。

常に年収をチェックするの?

年収のチェックは以下のタイミングで行います。

  • 申込先での利用限度額が50万円を超える場合
  • 申込先の利用限度額と他の貸金業者からの借入の合計額が100万円を超える場合
  • 既に提出済みの収入証明書が3年以上経過している場合

つまり、サラ金1社での利用限度額が60万円であれば、収入証明書の提出が必要です。

またサラ金Aから利用限度額40万円で借入れする場合であっても、既にBから30万円、Cから40万円借入れしている場合は、サラ金会社3社をあわせて100万円を超えるため、新たな借入先となるAに収入証明書の提出が必要になります。

そして、利用中も収入証明書の提出から3年以上経過している場合は、再び収入証明書の提出が必要になります。

収入証明書を提出することで、サラ金側でも年収の1/3を超えていないかチェックすることが義務付けられているのです。

知っておきたい!サラ金の収入証明書の種類

サラ金に申し込みをする時には、希望額によっては収入証明書が必要になる事を説明しましたが、どんな書類が収入証明書に該当するのか紹介しましょう。

  • 源泉徴収票
  • 所得証明書
  • 支払調書
  • 納税通知書
  • 青色申告決算書
  • 確定申告書
  • 収支内訳書
  • 年金証書
  • 年金通知書
  • 給与の支払明細書
貸金業法では上記が証明書類として挙げられています。源泉徴収票では、1年間に会社から受け取った給与と賞与の合計額が記載されていますので、年収がハッキリ分かりますね。

所得証明書類は役所に請求する必要があり手間がかかりますが、給与所得以外の収入も含めたすべての収入を証明する書類となりますよ。

要件を満たしていれば書面の名称は問われませんので、サラ金によって提出書類は異なりますよ。

アコムの収入証明書類

収入証明書類の提出が必要な時は、既に紹介した通り貸金業法で決められてる3つの状況に該当するタイミングになります。そしてアコムの場合は、収入証明書類は以下が該当します。

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書
  • 市民税・県民税額決定通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書

先ほど貸金業法で収入証明書類の紹介をした時に、「要件を満たしていれば書面の名称は問わない」と言いましたが、要件を満たすためにアコムでは以下の説明があります。

上記の書類はすべて最新のものである必要があります。そして、給与明細書の場合は、直近1ヵ月分でOKなのですが、住民税の記載がない場合は直近2ヵ月分が必要になります。

また「本人の氏名」「発行年月」「勤務先名」「月収」が明記されている必要があり、記載内容が手書きの場合は勤務先の社判または社印が必要となりますよ。

プロミスの収入証明書類

プロミスの収入証明書類は「源泉徴収票」「確定申告書」「税額通知書・所得証明書」「給与明細書」が該当します。もちろんアコムと同様、最新のものを提出する必要があります。

税額通知書・所得証明書には「収入額」と「所得額」の記載が必要です。また給与明細書は直近2ヵ月分と、賞与がある場合は1年分の賞与明細書が必要となっています。

収入証明書類が提出できなかったり、提出した収入証明書類の内容や他社の借入状況等によっては、利用限度額を制限することもありますよ。

会員ページでラクラク提出!サラ金の収入証明書類の提出方法

収入証明書類の提出方法は、各サラ金会社ともに似たような内容になっています。

サラ金 提出方法
アコム アップロード、カメラアプリ、店頭・むじんくんコーナー、FAX、郵送
プロミス アップロード、Eメール、スマホアプリ、郵送、来店、FAX

会員ページにログインし、インターネットからアップロードで提出したり、書類の現物をカメラで撮影しカメラアプリで送信したりできます。

インターネットやスマホの操作に抵抗が無い場合は、これらの方法を利用すると簡単に書類の提出ができます。

ここまで見てきて、サラ金では融資額等によって収入証明書が必要になること、提出はインターネットやスマホを利用して簡単にできること等が分かりましたね。

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