サラ金を利用していると就職に影響するの?受入れ企業の考え方次第!
サラ金の利用はそう簡単に漏れるような事ではないので、通常の場合には就職活動が影響を受けるようなことは考えにくいです。
しかし場合によっては興信所などで調査されることが有るので、返済が滞って金融事故を起こすようなことが無いように注意しましょう。
もし志望先が金融機関の場合には、信用情報の確認が可能になるため、サラ金を利用していることが分ってしまうことになり、例えば銀行のように信用を重視するようなところの場合には、影響が出る可能性が有ります。
特に学生の場合には、通常はサラを利用する人は少ないですから、問題視される可能性が高く、もし自己破産というような事になると、まず就職は難しいでしょう。
通常は影響するようなことはまずない!ただし返済はしっかり行おう
サラ金の利用と言うのは本人と金融機関の他はそう簡単には分りません。したがって、就職活動をしている場合でも、相手企業がサラ金を利用していることを知るのは大変難しいと考えられます。
ただし企業の中には採用予定者を興信所を使って調べるところも有るので、そういった場合には分ってしまう可能性はないとは言えません。ただし現在ではサラ金利用は珍しいことではないので、利用だけで問題視されることは少ないでしょう。
問題視されるとすれば、利用すること自体ではなくて、問題になるような使い方をしていた場合で、例えば返済が滞ってしまっているような場合、社員として雇いたいというような考えはどんな企業でも持たないはずです。
サラ金の利用はそう簡単には分からない
誰かがサラ金を利用していることはどうすればわかるでしょうか。通常誰でも銀行を利用している事は話したとしても、サラ金を利用しているというような事は自分から明かすようなことはまず無く、調べるのはかなり難しいでしょう。
これは企業でも同じで就職希望者がサラ金を利用しているかどうかということは、そう簡単に調べることはできません。
確かにサラ金を利用している場合には将来トラブルに発展する可能性も有るため、企業としては避けたいと考えるかもしれません。しかしそこまで調べるのは容易ではないことも確かで、どこまで調べるかは企業側次第でしょう。
もしサラ金を利用していて、利用状況がどうなっているのかと言う情報を確認したい場合には、信用情報を見るしかありませんが、信用情報は金融機関と本人以外には見ることはできません。
ですからそちらの方向からも、金融機関以外が情報を得ることは難しい筈で、サラ金の利用が就職に影響するようなことはあまり考えられません。
信用情報というのは金融機関が利用者との取引状況を共有して、ローンの申込み時に審査の参考にするために利用しているデータベースで、通常の取引状況の他、金融事故などを起こした場合の情報なども格納されます。
例えばローンを利用していて、しっかり完済させたという情報が有れば、この人は信用できる人ということになり、審査での信用評価は高くなるので、審査通過の可能性が出てきます。
しかし、ローンの返済が滞ってしまったというような情報が格納されていれば、この人は信用できないということになって審査での信用評価は低くなり、審査通過は難しくなってしまいます。
このように信用情報と言うのは利用者の信用の評価ができるような情報が入っているもので、決して誰にでも見せられるものではなく、金融機関以外の一般企業は決して参照することはできません。
場合によっては興信所を使って調べられることが有る
ただし、企業が社員として採用する場合には、できるだけ良い人材を選びたいと考えるのが普通ですから、企業によっては選考が進めば夫々の就職志望者について興信所を利用して徹底的に調べる場合があります。
こういった場合でも、興信所が信用情報を確認するというようなことは有りませんが、興信所であれば志望者の周囲を調べて消費者金融を利用しているというような事は調べ上げる可能性は有ると言えるでしょう。
ですから、こういった企業に就職を希望する場合には、サラ金の利用が絶対に企業側にばれないとは言えません。
しかし最近ではカードローンが有りますから、サラ金を利用していたとしても、それだけの理由で採用が断られるとは言えません。最初から悪いほうに考える必要は無いのです。
サラ金利用は良いが返済はしっかり行っておこう
もちろんサラ金の利用はしていないほうが良いのは間違いありませんが、それだけで採用不採用を決める企業も少ないはずです。採用を左右するとすれば、そういう点ではなくてサラ金の利用状況でしょう。
そういうことが無くて、借りたものをしっかり返すという正常な利用を続けていれば、それ程問題になるようなことはないはずです。
サラ金を利用するときは、返済で問題を起こすような事の無いように十分注意しながら利用するという、普通のことを守って利用するようにして下さい。
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就職志望先によっては影響する場合が有る!銀行などでは要注意
ただし、サラ金利用を嫌うような企業では利用しているだけで採用されないということもあります。そのような業界に銀行業界が有ります。銀行などの金融機関は信用情報の参照も可能ですから、サラ金利用もすぐに分かってしまうでしょう。
銀行の場合には、信用を重んじる企業ですから、採用時も少しでも問題が有るか、将来問題になりそうなことが有れば、採用に至りません。サラ金利用もその時点では問題が無かったとしても、問題が発生すれば大きく信用を損ねることになります。
したがって例えばこれから就職活動をして、できれば銀行などの金融機関に入りたいという希望が有るのであれば、将来をよく考えて、サラ金などでお金を借りるようなことは止めにしておいた方が無難ではないでしょうか。
金融機関の場合には信用情報を参照することができる
一般企業の場合は利用に問題が無ければサラ金を利用していても、それが問題視されることは、そうはないということが分りましたが、これに対して問題になりそうなのが金融機関に就職しようという場合です。
金融機関の場合には、特に興信所を利用しなくても、信用情報の参照が可能ですから、サラ金の利用が分ってしまう可能性が有ります。特に何らかの金融事故を起こしていればそれがどのような内容なのかについても、調べる気になれば調べられます。
もちろん全ての金融機関が拒否反応を起こすかどうかは分かりませんが、サラ金利用者を避ける傾向は一般企業よりもずっと強い筈で、利用に問題が無くても採用を見送っているところが多いのではないかと考えられます。
銀行などの場合サラ金利用者を避ける可能性が有る
金融機関と言えば銀行をはじめとして信用金庫やサラ金など様々なところがありますが、このうち銀行や信用金庫などの場合特に信用を重んじる傾向が有りますから、サラ金の利用者については採用されるのは難しいかもしれません。
サラ金利用者は先ほども言ったように先々金融事故を起こす可能性にも繋がることがありますから、それが銀行の行員だというような事になると、場合によっては銀行自体の信用問題に発展しかねない訳です。
このため、銀行や信用金庫の採用選考では、親戚まで含めてかなり厳しいチェックが行われているようです。したがって、サラ金を利用しているのであれば、銀行や信用金庫への応募は見合わせたほうが賢明でしょう。
本文で説明している通り、サラ金の利用と言うのはかなり世間的に見て評判を落とす行為です。そこでなぜそのようなことになってしまったのかについて考えてみましょう。
そもそも最近ではサラ金と言う名称自体が貸金業者からも避けられていて消費者金融と言う名称が使われています。これはサラ金が過去に社会問題化して店舗に入るのも憚られるような所と言う印象が有るためです。
サラ金は登場当初は無担保で保証人も必要なく融資が利用できたために大変歓迎されるような存在だったのですが、反面金利が高く返済に行き詰ってしまう人が続発して、それに対して厳しい取り立てを行っていたのです。
これによって一家心中事件に発展するケースも知られるようになって、これが社会問題化して行ったというわけです。このためサラ金と言うのは国民全体からそっぽを向かれ、信用できない企業の代表格のように思われようになりました。
現在では消費者金融を名乗りイメージは改善されて来てはいますが、やはり多くに人の根底には昔のサラ金のイメージが残っているので、就職などでの評価に影響が出ることになるのです。
サラ金等の融資の利用は将来を見越して行ったほうが良い
最近ではサラ金を利用している人はそれほど珍しくなくなってきましたが、就職に限らず、多くの場面でその点が問題視されるようなことが無いとは言えません。サラ金を利用しようという場合にはそういった点も考慮が必要です。
例えば、将来は銀行などの金融機関に就職したいということであれば、サラ金の利用は取りやめたほうが無難でしょう。
もしお金が必要と言う時でも、現在では銀行でもサラ金のように無担保、保証人無しで銀行から借入れできるわけですから何もサラ金を利用する必要は無いのです。
このようにサラ金を利用しようと考えた場合には、将来を見越して、何か自分のやろうとすることの足を引っ張る可能性が有るのであれば、サラ金の利用は避けるようにしましょう。
学生の内からサラ金の利用は感心できない!返済不能時の影響が大きい
最近では転職も多くなっているので、昔ほどではないですが、就職を考える人の多くは学生ということになります。現在のサラ金では学生には利用しにくくなっていますが、学生ローンなども有って全く利用できないということではありません。
このため就職活動をしている学生の中にもサラ金を利用しているか利用経験のある人がいるわけです。そして一般的な企業の考え方として学生の内からサラ金を利用するというような事は好意的には見てくれないはずです。
さらに融資を受けるということは返済ができなくなる可能性も有るということです。もしそうなってしまうと学生と言えども債務整理を行う必要が出てきて場合によっては自己破産も有り得ることです。
そうなった場合には採用してくれる企業はないかもしれません。
学生でもサラ金の利用ができる可能性が有る
年功序列が崩れて転職も珍しくありませんから、就職と言っても様々なケースが考えられますが、やはり最も多いのは学生ということになります。
現在のサラ金を考えれば学生にはキャッシングローンの申込みはできなくなっているところも多いですが、反面例えば大手消費者金融のカードローンの中にも条件さえ満たしていれば学生でも申込みができるものも有ります。
また最初から学生向けに作られている、学生ローンというようなものも数は減りましたが、今でも存在しているので、学生と言う身分でもサラ金を利用している可能性と言うのは十分あるということになります。
このため新卒採用時もサラ金の利用を調べている企業というのは金融機関を中心に、存在しているものと考えられます。
サラ金の申込条件には様々なものが有りますが、各サラ金に共通しているのが次の2点になります。
- 年齢制限
- 安定した収入
年齢制限では上限は各サラ金で違っており60歳程度から70歳程度まで様々に設定されています。しかし下限はほぼ統一されていて学生ローンも含めて20歳以上ということになっています。
安定した収入と言うのはサラ金のキャシングローンの返済と言うのは通常月々返済して行くものですから、月々安定した収入が無ければ返済が難しくなるためです。
したがって学生と言えども長期アルバイトを行って月々収入を得ていなければ、学生ローンを含めて融資を受けることはできません。
この他にも申込条件が設定されている場合が有りますので、申込みを行うのであれば、それぞれ確認しておくことが必要です。
一般的な考え方として学生がサラ金を利用することは感心されない
では学生がサラ金を使用することが就職にどのように影響するのか考えてみましょう。一般的に考えれば説明してきた通り金融機関でなければサラ金を適正に利用している場合、特に問題視はされないでしょう。
学生の場合には、まだ社会に出た経験の無い人が圧倒的に多いため、感覚として分らないかもしれませんから、安易にサラ金からお金を借りてしまうかもしれませんが、その結果は様々な影響が出ることも有るという事を覚えておくべきでしょう。
返済不能で自己破産してしまったら就職は難しい
さらにサラ金利用はもっと大きな問題に発展してしまう可能性も孕んでいることを忘れてはいけません。借りたお金と言うのは必ず返済が必要です。学生だからと言って返済が免除になるようなことは有りません。
このため、収入がそれほど安定していない学生の場合には特に、返済に問題が生じる可能性が出てきます。そうしたらどうなるでしょうか。遅れたとしても返済できればまだよいでしょうが、返済できないという言ことも考えられます。
そうした場合学生であっても債務整理を行わなければならなくなる場合も有り、最悪の場合には自己破産しなければならなくなります。
もし自己破産したら就職を希望したとしても、受け入れてくれる企業は少ないでしょう。希望する就職は難しくなると思われます。
そういうことにならないように、学生の内のサラ金の利用は細心の注意が必要だということを理解しておきましょう。
お金が必要なら奨学金などを利用しよう!サラ金よりも有利に利用可能
このような訳で学生がサラ金を利用するのは危険を伴うわけです。そこで学生の場合で、お金が必要ということであれば、まずは奨学金の利用を考えてみましょう。奨学金も返済が必要ですが返済が始まるのは卒業後ですから就職には関係しません。
また奨学金の借入れが時期的に難しい場合には、親のほうが教育ローンを利用して借入れをしてもらうという方法が有ります。この教育ローンは公的なものも有り、借り易いローンです。これなら学生自身の就職には直接関係しません。
このようにサラ金を利用するよりも学生向きで、もっと金利的に有利な借り方というものが用意されているため、お金が必要と言う場合には、サラ金を考えるのではなくこういったもっと有利なものから考えていくようにしましょう。
学生でお金が必要ならまずは奨学金を利用しよう
学生の場合は説明したようにサラ金の利用は将来を考えれば勧められることではありません。
しかしよく考えてみて下さい。学生でお金が必要と言うのは一般人とは違いかなり限られた理由のはずで、次のような場合でしょう。
- 学費が足りない
- 親元を離れた場合生活費が足りない
2つ目の生活費の場合も、学費の分を生活費に回せば結局、学費が足り無いという点に纏めることができます。これ以外の目的であれば、無理な借り入れをしないで目的達成を先に延ばしても問題はないはずです。
そこで学費を借りることを考えてみましょう。もし今日明日で学費を用意しなければならないとすればサラ金からの融資に頼る必要が有るかもしれませんが、先を見る目さえあればサラ金を利用しなくてもお金を用意することは可能なはずです。
通常学費を借りる方法としては奨学金が有ります。奨学金はそもそも学費が足りない人に対してお金を貸すものですから、目的にも合致しています。
日本の奨学金は制度的に問題が多いものですが、奨学金を借りる場合にはサラ金利用の場合のように就職で不利になるような事もないので、積極的に利用すべきでしょう。
奨学金と言うのは国で用意しているものの他にも、企業が提供しているものもあって、国のほうは返済が必要ですが、企業が提供するものでは給付型のものが多く、卒業後も返済する必要がなく、大変有利です。
こういった奨学金は入学後に申込むものも有りますが、場合によっては高校在学中に申込むものも有るので、奨学金を利用しようというのであれば、高校在学中から情報を集めたり、あるいは学校に相談するなど事前準備を怠ってはいけません。
そういった有利な奨学金の場合競争率も高く、成績も問われることもあるので、しっかり勉強することも事前準備の中に入っていると考えることが必要です。
奨学金は利用したいが取り敢えず入学してから考えようというのでは遅い場合も有るのです。
奨学金が駄目なら親に教育ローンを借りてもらうことを考えよう
また入学してから奨学金を借りようという場合には、入学時には間に合いませんから、そこでサラ金の利用をしてしまうという場合も有るかもしれません。しかしそれもまたお勧めできることではありません。
奨学金でお金が用意できないとすれば、次に利用すべきは教育ローンです。ただしこの場合は学生自らではなく親が借りるのが普通です。
どちらもローンだろうというかもしれませんがサラ金のキャッシングローンよりもずっと有利に借入れできます。
しかも民間以外にも公的な貸付と言う形の教育ローンも有るので民間の教育ローンの利用が無理な場合でも諦める必要はありません。
サラ金と教育ローンの金利の例を次に比較しておきます。
ローンの種類 | 金利 |
---|---|
サラ金のキャッシングローン | 18.0% |
民間の教育ローン | 4.3% |
公的な教育ローン | 1.81% |
これを見ればサラ金からの利用がいかに不利なものかが良く分るのではないでしょうか。
サラ金よりも有利に借入れできる方法を探そう
最近では何かあればすぐにサラ金のキャッシングローンや銀行のカードローンを利用することを考える人が多くなっていますが、銀行にはここで説明した教育ローンのようにもっと有利な様々なローンが用意されています。
何をするにも、まずは借りなくて生む方法を考え、どうしても借りなければならにとしたら、それらのサラ金よりも有利な借り入れができるものを探すという手順で利用出来る方法を探すようにしましょう。
こういった銀行のローンを利用しているのであれば、返済が滞るような事さえなければ、どんな就職志望先であっても、それを理由に評価を下げるというようなことは有りません。
お金を借りる際には十分検討の時間が取れるように先をしっかり見据えることが重要です。
ここでサラ金利用が就職に影響するかについて纏めておきます。
- 通常はサラ金利用は分からないが企業によっては興信所を使って調べ返済状況によって採用に影響する場合が有る
- 金融機関の場合には利用しているだけで不採用になることも有る
- 学生の内にサラ金の利用が有ると企業としては感心できず採用に影響が出る場合も有る
- 学生の場合には奨学金や教育ローンの利用を考えるべき
自分がいつ就職するのかというような事は予め分る筈ですから、サラ金利用を含めて、どういったことが不利になるのかということをよく考えて、少なくとも就職できるまではそういったことをしないように注意するようにしましょう。