借入できるか知りたい!生活保護者はサラ金を利用可能か?!

収入が思ったように増えず、毎月の生活が大変という人は、世の中に沢山います。本当にお金が足りなくなった時に、キャッシングで借入できるって本当に安心で便利です。例えば、身近な人に借りるのは負い目を感じるでしょうから、今後の付き合いに影響する可能性もあります。だから、自分の責任でキャッシングする方が、メンツも保てて良い訳です。

しかし、生活保護を受給している人は、サラ金を利用できるのでしょうか?病気やけがで働けなくなり、やむなく生活保護を受給することになった人は、それ以前の生活同様に、今の生活でキャッシングは利用可能なのかを、解説していきます。

生活保護受給者は、サラ金の申込み時点でアウト

結論から先に言うと、生活保護受給者はサラ金での借入はできません。

サラ金(消費者金融)での借入の条件は、「本人に安定した収入があること」が、絶対条件です。つまり本人に収入が無い、専業主婦なども利用できません。

安定収入とは、給与、自営などの所得税の対象になる収入を指していますから、生活保護受給で受取るお金は、安定収入ではありません。サラ金の申込み方法は様々ありますが、どの方法でも、申込みの途中でお断りされることになります。

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以前からローンカードは、使えるのか?知りたい

生活保護を受給する以前に取得したローンカードやクレジットカードなどは、延滞などの事故が無ければ、実際は使える状態にあります。「使える状態にある」けれども、生活保護を受給している立場としては、「使用してはいけない」ことになっています。

サラ金などの申込み規約にもありますが、転職や収入が変化した場合は、報告義務があります。実際は3年に1度ぐらいの割合で、勤務先に変更が無いかの問い合わせがある程度で、厳しいチェックではありません。ですから、自ら「生活保護になりました!」と、サラ金に連絡しなければ、以前から持っているローンカードは、使用可能な状態であります。

しかし、生活保護で受給する金額は、生活に必要最低限の金額であり、地域の物価などにもよりますが、1人で10万前後の金額となっています。その上に、サラ金での返済に充てるお金は捻出するのが難しいでしょうから、借入はできないと考えておくべきです。

生活保護受給者は厳しく現状をチェックされますので、高価な物(車や家電)や、旅行などは許されませんし、あまり度が過ぎると生活保護停止になります。

カードローンが発覚しても、同様な手続きが下されることになると思います。

生活保護者は、健康保険証がない!

なんとかお金を借りようとウソ考えたところで、まず提出資料を集めるのが困難です。サラ金だけでなく、銀行などのお金を貸してくれる会社では、必ず提出する必要資料があります。

借入に関して必要な提出資料はコチラ!

  • 運転免許証、健康保険証
  • 源泉徴収票、3カ月分の給与明細

提出資料には、本人を確認する為の資料として、運転免許証もしくは健康保険証が必要になります。健康保険証には写真が載っていませんので、必要に応じてパスポートなどと一緒に提出を求められる事があります。

安定した収入を証明するものとして、直近の源泉徴収票を提出する事になります。なければ、給与明細でも可能ですが直近3カ月分程度の提出を求められます。

生活保護者は、医療費の負担はゼロです。最低限の生活を保障する為、必要な医療は無料で受けられる仕組みになっています。

国民健康保険に加入している人であっても、生活保護受給者として認定されると、国民健康保険から脱退することになり返還しますので、自分の保険証は無くなるという事です。

日本では、「国民皆保険」という制度があり、すべての国民は必ず何らかの健康保険に加入する仕組みになっています。

一般的にサラリーマンなら属する会社の社会保険に加入しているはずですし、自営業やアルバイトなどの人であれば、国民健康保険に加入しているのが、普通です。

ですから、保険証が無いという時点で、「何か問題がある人」と認識されるのは間違いなく、その時点で借入は不可だということになります。

生活保護を卒業してから、サラ金を利用しよう!

生活保護法の規律の一つに、「常に能力に応じて勤労に励み、支出の節約を図り、その他生活の維持、向上に努めなければなりません。」という文言があります。節約と、出来る範囲での勤労に励む必要があります。

サラ金は、毎日働いて安定収入がある人へサポートする融資です。

生活保護を受給している人が、大変な毎日を過ごしている事は分かりますが、まずは生活保護を卒業して、定期的な収入を確保できてから、サラ金を活用しましょう。

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