沖縄県の”サラ金”事情とキャッシングの時の重要ポイント!

日本全国に展開されている”サラ金”(消費者金融)ですが、南の最果て「沖縄県」ではどんな状況にあるのか気になるところです。全国的に営業している大手”サラ金”から、地元に根差した沖縄県の”サラ金”など、その展開の様子を見てみましょう。

そして、沖縄県民の気質とキャッシングの関係も考え、キャッシングの時に注意すべき重要ポイントについても見ていきます。日本最南の都道府県「沖縄県」の、”サラ金”事情をご覧ください。

全国的人気の”サラ金”ブランドが沖縄県へと進出している!

専業大手など全国的に人気の”サラ金”ブランド「アコム」「アイフル」「プロミス」などは、日本全国どこへ行っても便利に利用できるようになっているのは周知の事実でしょう。

沖縄県へもこの3大”サラ金”ブランドは進出していて、沖縄県民のキャッシング利用に貢献しているのです。

アコムの沖縄県でのATM・店舗数は15で、その一覧は以下のとおりとなっています。

  • 糸満市:1
  • 浦添市:1
  • うるま市:1
  • 沖縄市:2
  • 宜野湾市:2
  • 島尻郡南風原町:1
  • 豊見城市:1
  • 中頭郡北谷町:1
  • 名護市:1
  • 那覇市:4

この内、那覇市にある「小禄支店」のみが店頭窓口で、他は「むじんくんコーナー」で申し込みができるようになっています。全ての所で24時間利用できるATMが設置されているところは便利ですが、沖縄本島以外には無いのが少し残念な点です。

アイフルの沖縄県でのATM・店舗数は17で、その一覧は以下のとおりとなっています。

  • 石垣市:1
  • 糸満市:1
  • 浦添市:1
  • うるま市:1
  • 沖縄市:2
  • 宜野湾市:1
  • 島尻郡南風原町:1
  • 豊見城市:1
  • 中頭郡北谷町:1
  • 名護市:1
  • 那覇市:5
  • 宮古市:1

この内、那覇市にある「小禄支店」のみが店頭窓口で、他は「無人契約ルーム」で申し込みができるようになっています。なお、沖縄市・宜野湾市・島尻郡南風原町・豊見城市・那覇市の各1店は「無人契約ルーム」のみでATMはありません。

ただ、アイフルの場合は沖縄本島以外に、石垣島と宮古島にも申し込みできる所とATMがあるため、少し便利になっています。

プロミスの沖縄県でのATM・店舗数は18で、その一覧は以下のとおりとなっています。

  • 石垣市:1
  • 糸満市:1
  • 浦添市:1
  • うるま市:2
  • 沖縄市:2
  • 宜野湾市:1
  • 島尻郡南風原町:1
  • 豊見城市:1
  • 中頭郡嘉手納町:1
  • 中頭郡北谷町:1
  • 名護市:1
  • 那覇市:4
  • 宮古市:1

この内、那覇市にある1店のみが店頭窓口があり、全ての所に「自動契約機」があります。また、アイフル同様に石垣島と宮古島にもあるため、意外と便利になっています。

「日本貸金業協会」に加入する沖縄県の貸金業者は43社アル!

沖縄県での”サラ金”の台頭は、大手の所だけではありません。正規の貸金業者であるかどうかを確認できる「日本貸金業協会」への加入状況を調べると、専業大手などの全国版の”サラ金”以外についても知ることができます。

「日本貸金業協会」に加入する沖縄県に本店或いは主たる営業所を置く貸金業者(”サラ金”含む)はけっこう多くて、43社もあるんです。

沖縄県に登録された”サラ金”というのはこんなトコロ!

具体的に沖縄県の”サラ金”がどんなものなのか、「日本貸金業協会」の加入状況からはわかりません。記載されている会社が”サラ金”なのか、それともそれ以外の貸金業者なのかも知ることができません。

一部、ホームページを持っている貸金業者もありますが、これらは全て”サラ金”ではありません。沖縄県登録の”サラ金”は、どこもホームページを「日本貸金業協会」の加入者の一覧には記載していないのです。

沖縄県に登録された”サラ金”の情報はかなり少ないものですが、調べられる限りでネットからいくつかを拾い出してみました。

どうにか一番最初に情報を見つけることができた”サラ金”は、那覇市にある「琉球総信」という会社です。沖縄県知事に登録すること5回目の、それなりに老舗になりつつある”サラ金”のようです。

沖縄都市モノレールの安里駅から250mのところにあって、「お金をすぐ借りれる」・「審査も早く」・「借りている人も多く」・「利便性は抜群」との紹介がされています。何分ネットの情報ですので、実際にキャッシングする際には充分な吟味が必要となります。

次に情報を見つけたのが那覇市の「ウィンバーズ」という会社で、「琉球総信」と同じネット情報源でした。会社は沖縄県知事登録が1回目という新しい所なのに、紹介のされかたが「琉球総信」とまったく同じで、少し情報の確かさを考え直さなければならないものです。

「ウィンバーズ」自体の問題の有無はわかりませんが、ネット情報に頼り過ぎないことが大事です。更にこのネット情報を調べていくと、地元沖縄の貸金業者はもちろん、専業大手の「アコム」や「アイフル」の支店までも、まったく同じ表現の紹介をしていました。

結果、沖縄県に本社を置くなどして貸金業登録をしている”サラ金”の確かな情報は、まったく見つけることができませんでした。

”サラ金”にこだわらずキャッシングをしたいのであれば、「株式会社おきぎんジェーシービー」・「株式会社りゅうぎんディーシー」などのクレジットカード会社か、地元の銀行のカードローンを検討してみるのも良いかもしれません。

沖縄県の”サラ金”の数はかつては千社を超えていた!

沖縄県のホームページを探していくと、「貸金業関係(その他)」というところに、「沖縄県知事登録貸金業者数の推移」という一覧表を見つけることができます。ここには、昭和58年度から平成27年度までの年度末毎の貸金業者数が掲示されているのです。

平成10年度には、貸金業者数が1,081社と最高となり、当時の貸金業の盛況ぶりが窺えます。

沖縄県の”サラ金”を含む貸金業者の数は、かつては最も多い時には千社を超えるほどの状況だったのです。

沖縄県の”サラ金”の借金で悩んでいる人の相談窓口はココだ!

日本全体としては、1970年代後半から1980年代初めに、多重債務・過酷な取り立て・高金利・違法業者の増加・過払金返還トラブルなど、数多くの「クレサラ問題」が発生していました。これは「クレ」=クレジット会社と「サラ」=”サラ金”を合わせた貸金業者に関わる問題で、”サラ金”が多くのトラブルを起こしていたものです。

バブル経済が崩壊すると多くの経済的に苦しい家庭が発生し、更に”サラ金”の需要は伸び、平成5年に自動契約機が導入されたことによっても、”サラ金”の勢いは増していきました。この状況は沖縄県でも同様で、多くの多重債務者を生み出しているようです。

沖縄県では、多重債務問題で困っている県民のために、一般消費者向けの「多重債務相談窓口」を設置して、平成22年度からそれまでの相談室の業務の見直しも行って、”サラ金”等の問題に対応しています。

沖縄県の多重債務相談窓口は、以下のとおり沖縄県県民生活センタの3拠点に一元化されています。

  • メインセンター:Tel (098)863-9214
  • 宮古分室:Tel (0980)72-0199
  • 八重山分室:Tel (0980)82-1289

また、沖縄県知事登録貸金業者についての紹介や苦情などについては、これまでどおり次の2ヶ所で受け付けています。

  • 沖縄県文化環境部県民生活課:Tel (098)866-2187
  • 貸金業苦情相談受付担当:Tel (098)866-2310

沖縄県人の三大気質が”サラ金”トラブルを生んでいる?

”サラ金”のトラブルが起きるのには”サラ金”側の問題が大きいところがありますが、当然借りる側にも多少なりの問題があるものです。個人の問題点としては経済的なもの(返済能力)はもちろんですが、性格的なところも無いとは言い切れません。

沖縄県人について言えば、その三大気質「ウチナータイム」・「テーゲー」・「シマ社会」が、”サラ金”トラブルを招いているのではないかとも考えられるのです。

沖縄県人の三大気質とは、次のようなものです。

  • ウチナータイム:時間にルーズ
  • テーゲー:いい加減
  • シマ社会:排他的・閉鎖的

「ウチナータイム」は、のんびりとした沖縄県人の気質を一番表していて、キャッシングの場合には返済期日を守るという基本的なことにルーズとなり、遅延金を発生させて債務を増加させかねません。

「テーゲー」についても、自分にも他人にも甘いところがあり、いい意味での「いい加減」が悪い方に働いて、返済期日を守れなかったり、必要以上の借入れをしてしまうという間違いを起こしそうなのです。

「シマ社会」にはあまり”サラ金”トラブルに発展するようなところは見られませんが、強いて言えば外部の人間を排除する感情の反面、内部の人間(身内や同郷者)に甘くなり、ちょっとした”サラ金”での不手際が大きなトラブルになっていかないとも限りません。

【関連記事】
借金の支払いが遅れると何が起こる?サラ金延滞の仕組みを解説!

他にもある沖縄県人の気質が”サラ金”トラブルに繋がっている?

沖縄県人の気質には、この三大気質以外にもたくさんあると言われています。

これら三大気質以外についても、僅かながらでも”サラ金”トラブルに繋がっていくような要素が無いとも言い切れないところです。

沖縄県人の三大気質以外の気質とは、次のようなものです。

  • 身内のルール優先
  • 自分と他人の誤りを認めない
  • 積極性に欠ける
  • 人懐っこい
  • 縦の繋がり重視
  • 助け合いを尊重
  • 親戚・地域の付き合いが大事
  • 離婚率が全国1位
  • 伝統芸能の保存・継承が活発
  • 女性が働き者

上に示した沖縄県民の気質が全て”サラ金”トラブルに繋がるかというと、決してそんなことはありません。ほとんどの気質はプラスの面が大きいように感じますが、「積極性に欠ける」や「離婚率が全国1位」というのが少し気になるところです。

不幸にも”サラ金”トラブルが発生しても、県の相談窓口に積極的に行くことがなくトラブルを悪化させてしまうこともあるでしょう。また、親戚付き合いを大事にして結婚式に多額のお金をつぎ込んだり、離婚でもお金がかかる場合もあるかもしれません。

”サラ金”を利用する時の大事な心構えと重要ポイント!

沖縄県の”サラ金”事情のあらましがわかったところで、実際にキャッシングする際に必要となる心構えについて、説明していきましょう。これは、沖縄県のホームページに「消費者金融を利用するときは」として掲示しているものを参考にしました。

”サラ金”を利用する時には、大事な心構えとして8つの重要ポイントがあるのです。

  • 本当に必要な借入金額
  • 必要以上の借入金額の拒絶
  • 契約書で確認すべき重要7項目
     ?貸金業者の氏名・商号・住所
     ?契約年月日
     ?貸付金額
     ?貸付利率
     ?返済方法
     ?返済期間・回数
     ?(あれば)賠償額とその内容
  • 返済時の領収書受取り
  • 借金返済のための借金の禁止
  • 連帯保証人=自分の借金
  • 契約内容を説明できる業者の選択
  • 返済に困った時に相談窓口利用

沖縄県では、以上のような重要ポイントや貸金業者のこと、平成22年の貸金業法の改正・貸金業者に関する相談等・闇金や悪質業者などについて、「消費者金融 利用の心構え ~かしこい消費生活と適正な利用のために~」というパンフレットにまとめています。

このパンフレットにも書かれていますが、貸金業者の関係で困った時には、一人で悩まずにすぐに相談をするようにしましょう。パンフレットには、無料相談窓口がたくさん掲載されているので、とても役に立ちます。

閉じる
閉じる